リンク否認ツールで大量の低品質被リンク対策をしてみた結果【現在は効果なし?】

リンク否認ツールで大量の低品質被リンク対策をしてみた結果【現在は効果なし?】

開業以来、自作で事務所ホームページや個人ブログの運営を続けている税理士びとうです。

昨日、別サイトで運営している個人ブログGoogleサーチコンソールを久々に眺めていたら、「リンク」の項目で異常値を発見しました。
外部リンクで異常値を示すサーチコンソールの画面

外部リンク数94,670件うちトップページへ94,558件とはいったい!?

「上位のリンク元サイト」を見てみると、
ブラジルやイラン、コロンビア、フランスといった海外のドメインから大量の発リンクが1つのターゲットページ(=トップページ)に向けられています。
海外のサイトから大量の発リンクがトップページに!

1つのドメインの48,565ものページからリンクが来てるとか、絶対にありえへん(汗

そして、リンク元がどんなページなのか辿ってみると、謎の日本語通販サイトに転送される。
(↓こんな感じの。いわゆるリンクスパム)
リンクスパムによる謎の日本語通販サイト

びとう
これって、大量の低品質被リンク攻撃(?)を受けてる状態やん!

というわけで、慌てて対策に乗り出すことにしました。

この記事を書いた人


税理士 尾藤武英
税理士 尾藤 武英(びとう たけひで)
京都市左京区下鴨で開業している税理士です。
過去に税理士試験の予備校で相続税を教えていた経験から、相続税が専門分野。Macユーザーで会計ソフトはクラウド推し。
事務所開業以来、ネット上での情報発信や税理士研修講師など、税理士業務以外も積極的に行っています。
詳しいプロフィール(経歴や活動実績など)
本記事の内容やテキスト・画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
ブログ記事の執筆・編集方針及び注意事項(免責事項・著作権など)

コアアプデでPV数が減った原因は低品質被リンクにあった?

実はこの個人ブログ、約2ヶ月前(2021年7月上旬)のGoogleコアアプデ以降、アクセス数(=PV数)がそれまでの2/3以下に激減していたんです。

でも、

  • 年明け以降、新記事を一切投入せず実質放置していた
  • (そんな状態なので)旬の話題を取り扱っている記事が必然的に少ない

ということもあり、そのときは「そりゃ減るやろな(まぁ当然や)」としか思ってませんでした。

ただ、(しばらくサーチコンソールを見ていなかったため)いつからこうなっていたかはわからないものの、
これだけ異常な数の低品質被リンクを受けていれば、そりゃあ順位も下げられますよね…。

びとう
「Googleは低品質被リンクを無視する」なんて説もありますが、それが90,000以上もあれば、さすがに一切影響が無いとは言えないでしょう。

なんか、PV数が減った原因(=PV数回復の要因)がわかったようでホッとしました(^^;

「リンク否認ツール」で30以上のドメインを否認!

低品質被リンクへの対策として我々運営側が取れる対策はただ1つと言われていて、
それは↓の「リンク否認ツール」を通じて、Googleに「このリンク元はウチと一切関係ないから評価上考慮しないで!」とお願いすること。
Search Console – リンクの否認

というわけで、怪しいドメインを全てテキストファイルに書き出した上で…
否認したいドメインをテキストファイルに全て書き出す

リンク否認ツールで送りました。
59 ドメインと 0 URL が否認されています

「59ドメインを否認」とありますが、今回新たに送ったのは30以上です。

びとう
リンク否認ツールの詳しい使い方は他にたくさんの記事があるのでここでは省略します。
詳しく知りたい方は「リンク否認ツール」で検索してみてください。

否認ツールの効果はあった?いつから出た?の検証結果

このように、昨日、大量の低品質被リンク対策を行ったことをまずはご報告いたします。
(って、誰に?笑)

ひとまず対策は取ったので、
あとはこれを受けてPV数がどうなるかですね。

世の中には、リンク否認ツールを使ってどれくらいで効果が出たか、具体的な期間に言及している記事が少ないように感じるので、
今後どれくらいで効果が出てくるのか(あるいは出ないのか、逆効果なのか)もこの記事で追いかけていければと思っています。

10日後:被リンクは増加&PVは微減

というわけで、その後の報告第1弾です。
リンク否認から10日後の現状を報告します。

まずはPV数ですが、こちらは微減といった感じです。
リンク否認前後のPV数の推移

少しわかりにくいですが、リンク否認する前より1〜2割程度減っています。
送信した当日にガクッと減っているので、微妙に影響してる感じもしなくはない。

一方、サーチコンソールが認識している被リンクの数はというと、その後も増え続けていまして…。
リンク否認後の被リンク数

なんとあれから30,000件も増えました!(おい)

リンク否認の意思はGoogleに伝わっていそうですが、本当の効果が出るのはもう少し先っぽいですね。
(少なくとも、「外部リンクの総数」が減り出すまでは何とも言えなさそう)

10ヶ月後:被リンクは激減もPVは特に変わらず!

お久しぶりです(笑
最初にリンク否認してから早いもので10ヶ月が経ちました。
その後はどうなっているのかというと…。

まずは上で「減るまで待つ」と言った、サーチコンソールが認識している被リンクの数。
こちらは激減して、いまや怪しい外部リンクは1ドメインの1,300本のみとなりました。
リンク否認から10ヶ月後の外部リンク数

その他を含めた外部リンクの総数も1,950と、最大124,120もあったのがウソのようです。
10ヶ月も待つとさすがに効いてきますね〜。

…が。
それでPV数がどうなったのかというと…何も変わりませんでした。
「リンク否認直後にちょっと減ったなという感じがあった」と上で書きましたが、
ずーーーっとそのまんま10ヶ月が過ぎたような感覚です。
この間、Googleのコアアルゴリズム・アップデートも2回(2021年11月、2022年5月)経験していますが、特に何もありませんでした。

というわけで、リンク否認、実は意味ないかも!?(笑

【結論】現在はほぼ効果なし!逆にPV減少の要因にも?

その後、逆に全てのリンク否認を解除してしばらく様子を見てみましたが…、
全てのリンク否認を解除してみた

こちらも特に何も起こりませんでした。

というわけで、低品質被リンク対策としてリンク否認ツールを使っても特に何も良いことは起こらないというのがこの記事の結論です。

むしろ、リンク否認10日後の現状でも書いたように、
リンク否認を送ることで(Googleが認識する外部サイトからのリンク数が単純に減って?)PVが減る可能性すらありますからね。
変にいらんことはしない方が良いのでは?というのが私の意見です。

びとう
リンク否認ツールがサーチコンソールで現在は裏メニュー状態になっているのも、ちゃんと理由があったということですね。
これがわかっただけでもこの対策はやった意味がありました(と言い聞かせ(^^;)

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 京都の税理士・尾藤武英税理士事務所
代表税理士がすべての業務を直接担当。
元予備校講師の経験を活かしたわかりやすいアドバイスでお困りごとを解決します。
オンラインでもお受けしていますので、お住まいの地域問わずお気軽にどうぞ。  

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税理士 尾藤武英

税理士 尾藤 武英(びとう たけひで)
京都市左京区下鴨で開業している税理士です。
過去に税理士試験の予備校で相続税を教えていた経験から、相続税が専門分野。Macユーザーで会計ソフトはクラウド推し。
事務所開業以来、ネット上での情報発信や税理士研修講師など、税理士業務以外も積極的に行っています。
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