先週、地元左京区にある岩倉南小学校で税金の授業(租税教室)をしてきました。
岩倉南小学校は私の母校で、
明徳小学校の分校として創立した年(1984年の秋・当時小学校4年生)から2年半通学した思い出の学校です。
母校だけあって、こちらでの講師はほぼ毎年担当しており、通算では今回で3回目。
↓こんな感じでやって参りました〜。
ゲストティチャーとして,税理士の方が来てくださり,税金についての学習をしました。税金の種類や使われ方などについての話を聞いたり,税金クイズをしたりしました。最後には1億円のレプリカを見せてもらい,子どもたちは大興奮でした。
文章、写真とも引用元は岩倉南小学校のホームページより
みんな喋りに聞き入っているイイ写真ですね(^^
租税教室はやる側も毎回勉強になりますが、今回も得るものが多くありました!
この記事を書いた人
過去に税理士試験の予備校で相続税を教えていた経験から、相続税が専門分野。Macユーザーで会計ソフトはクラウド推し。
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久々の4コマ連続講義&早起きが心配でしたが…!?
小学校での租税教室は6年生を対象に行います。
授業の内容は税理士会が出しているものをベースとしますが、詳細な内容や形式は基本オーダーメイド。
事前の打ち合わせで先生の要望を聞いて決めます。
今回の前2回との一番の変更点は、授業の形式でした。
過去2回はいずれも多目的室での集合講義でしたが、今年は先生の要望により、各クラスごとに教室で授業をすることになりました。
それに伴い、
- 4クラス連続講義という、税理士試験の予備校講師時代にもあまり経験のないハードスケジュール(^^;
- しかも朝イチから(8:50スタート)
-
所属支部の租税教室の担当委員長(ワタクシ)がスタンドするということで、支部の偉いさんが何人か様子を観に来た
など、越えるべきハードルがいくつかありましたが、
こうして書けているということはなんとか無事に終わったということでひと安心です。
「母校なんです」みたいな話を先生方としていたら、
中間休みのときに校長先生が卒業アルバムの写真を持ってきてくれて、それを見て盛り上がったり。
ってこらー!みたいな(笑
そんなこんなで、緊張していたワタクシを暖かく迎えていただき、
岩倉南小学校の皆様、ありがとうございましたm(_ _)m
小学生相手に喋るにあたって心掛けたこと
もちろん、母校に遊びに行ったわけじゃないので、授業は全力で提供させていただきました。
今回改めて心掛けたのは↓こんな点です。
- とにかく丁寧に解説する
「大人には常識でも子供にとってそうではないこと」の説明を省かない。
(例:「年収1,000万円」がどれぐらいなのか、医者に行くときに保険証を持参する必要があるのはなぜか、など) - 喋りにメリハリをつける
↓ここで書いた以上に、声の強弱と間を大げさなぐらいにフル活用。
講義にメリハリを付けるには「声の強弱」と「間」が有効 - 地元ネタや小ネタをちょくちょく挟む
今回の場合なら、自分がいた頃の学校の話や近所のお店の話など。 - カンペを読むことは絶対にしない
聞いている人の目を見て話す(というか、目を見て語りかける)。 - 伝えたいことを明確にする
「今何を話していたのか」「次は何を話すのか」「何を覚えておいて欲しいのか」などを強調しながら進める。 -
時間内に絶対に終わらせる
人間は時間延長後の話は耳に入らないので。
(大人ですらそうなのに、子供ならなおさらです)
ひとことで言うと、いかに飽きずにこちらの話を聞いてもらえるかに尽力しました。
失敗を繰り返しながら(過去記事参照)最近ようやく「加減」がわかってきましたが…小学生相手に喋るのはやっぱり難しいです。
授業をやってみて改めて気づいたこと
あと、個人的に、今回授業をやってみて改めて気づかされたこともいくつかあります。
-
授業が時間どおりに始まらないのは当たり前だと心得る
今回は1限目〜4限目まで4クラス続けて授業をしましたが、時間どおりに授業が始まったクラスは1クラスだけでした。
休み時間が5分しかないので、離れた校舎で前の授業をやっていたらその間だけでは移動し切れないんですよね。
45分授業ですが、実質40分程度しか無いつもりで準備する必要があるな、と再認識。 -
4コマ連続講義は声が一番辛い
久々に4コマ連続ぶっ通しで授業をやってみて。
足や体力面のスタミナは意外と大丈夫でしたが、声がもたなかったです。
最近はマイクを使うのが当たり前で、地声で喋ったのが久しぶりというのもあったでしょうが…。
次やるときはここの対策が必須だな、と。(カラオケでもするか??) -
1億円レプリカのパワーはやっぱり強い
今回は先生の希望により、久々に1億円のレプリカを持っていって授業の最後にお見せしました。
そこで思ったのは、「やっぱり1億円はパワーあるなぁ」と。
だからこそ、授業の感想が「1億円が凄かった」で終わらないように、見せるタイミングと授業本編の喋りが大切になります。
備忘録的な感じのまとめですが、
「小学校に外部講師として行く機会がある」という方の参考になれば幸いです!
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