感慨深いとは、
「過去のことや今までのことに対してしみじみと深く感じられること」
を言うとされます。
(例文付き「感慨深い」の意味と使い方!「考え深い」との違いは? | 英語部より引用)
昨日はまさにそんな1日でした。
この記事を書いた人
過去に税理士試験の予備校で相続税を教えていた経験から、相続税が専門分野。Macユーザーで会計ソフトはクラウド推し。
事務所開業以来、自作ホームページ(ここ)や各種SNSなど、ネット上での情報発信にも力を入れています。
詳しいプロフィール(経歴や活動実績など)
ブログ記事の執筆・編集方針及び注意事項(免責事項・著作権など)
新卒時代の元上司と税理士として対面できた
昨日は単発の税金相談で、とある方のお宅におじゃましてきました。
相談内容は、国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用してサラリーマン夫婦の確定申告書の作成→提出準備までをサポートする、というものだったんですが、ここで言いたいのはその辺(相談内容)の話ではなく。
ご依頼をいただいたお相手が、私が新卒で入社した会社の元直属の上司だったんです。
この方との出会いがなければ今の自分は絶対にありません。
今自分が税理士になれているのは間違いなくこの方のおかげ。
そんな方を相手に、税理士として仕事をする機会を得た。
なんとも言えない嬉しさがありました(^^
社会人として初めて接した「思い出の上司」
私は大学卒業後、新卒でとある大手スーパーマーケットに就職。
以後約4年間、スーパーの店員として、売り場に展開する商品の発注や陳列、従業員の労務管理などを行っていました。
その会社に入って、初めて配属されたお店で直属の上司となったのが昨日お会いした方でした。
(Yさんとします)
Yさんは仕事においては大変厳しい方で、一緒に働いた1年間で何度怒られたかわかりません。
私はそこまでされなかったですが、私が転勤した後には、部下に手をあげたことで降格処分を受けたこともあるぐらいの熱いお方。
(今から20年前でソレなので、もし今ならもっと大変なことになっていたのではないかと…(^^;)
仕事のやり方についても、手取り足取り教えてくれるのではなく、
「仕事は自分で見て考えて学べ」
というスタンス。
材料だけ与えられて、
「ハイやってみて。出来なきゃ怒るから」
って、そんな感じの超スパルタ教育でした。
そこで養われた「意識」は今も活きている
ただ、Yさんが凄かったのは、その材料の与え方が絶妙だった点。
そして、やらせるからにはどんな下手なことをやっても責任は全て俺が取るというタイプだった点です。
それを口だけではなく行動でも示してくれたので、そんなYさんの気持ちはこっちにも当然伝わりましたし、
そんな感じで任せてくれたらこっちとしても何とか食らいついていくしか無かったです。
私がYさんの元で働いたのはたった1年だけです。
ただ、この濃密な1年間で養われた
「答えは与えられるものではなく、自分で考えて見出すものだ」
という意識は「社会人としてのびとう」を形成し、
その後の税理士試験や講師業、そして、今の税理士業においても活き続けています。
このときにYさんと出会っていなければ今の自分は絶対に無いです。
そんな恩人に対して、税理士としてサービスを提供することが(ようやく)できた。
少しはYさんにも恩返しができたかな?と思っています。
まとめ
昨日の相談終了後は久しぶりにYさんと呑みに行きまして、そこでもいろんな話をしてきました。
一般の人から見た税理士像などは大変参考になったので、このサイトにもいろいろ落とし込んでいければと。
「スーツじゃなくて普段着で来てくれて良かったのに」
とも言われて、
「ちょっと迷ったんですけど、一応仕事なのでちゃんとしなきゃと思って」
とお答えしたんですが、
ここまで書いてきたとおり、自分の中では昨日は特別な仕事だったのでスーツ以外で行くのはありえなかったんですよ。
(と、直接言うのは恥ずかしいのでここで呟いてみる(笑))
まぁ、スーツって言ってもジャケパンスタイルですが
以上、大変感慨深く、かつ、刺激的でもあったとある1日についての感想文でした。
単なる駄文ですが、現在税理士を目指している人のモチベーションに繋がるのであれば嬉しいです(^^
元予備校講師の経験を活かしたわかりやすいアドバイスでお困りごとを解決します。
オンラインでもお受けしていますので、お住まいの地域問わずお気軽にどうぞ。
(注:手をあげるのが、ではもちろんなくて(笑)、この章で言及している部分が、ですよ)
あんな育て方は自分には絶対できないので、無責任に人を雇うのはやめとこ、と改めて思っている次第です…。