私は学生時代、勉強がメチャクチャ嫌いで成績も悪い「超劣等生」でした。
それでも今は税理士になれています。
努力をすれば必ず道が開けるのが税理士試験です。
この記事を書いた人
2007年から2012年まで「資格の大原 税理士講座」で相続税法の常勤講師として勤務。
受験経験者コースを主に担当し、2012年には全国統一公開模擬試験の計算問題の作問も担当しました。
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税理士試験の勉強方法・攻略法まとめ
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久々に会った同級生との会話の中で
先週末は大学時代の同級生の結婚式があって、当時仲の良かったメンバーとも久々に会ってきました。
学生時代を過ごした校舎にも久々に足を踏み入れて。
昔の同級生が集まると、話は自然と当時の思い出話へと向かいます。
そんな中、とある友人が私に言ったのが
「しかし、お前が先生をやったり税理士になるとは絶対に思わへんかったわ〜。」
との驚きの言葉。
私も別にそれを否定することはなく、
「せやな〜。わからんもんやろ?」
と応じておきました。
彼がそう言うのも無理はありません。
だって、私は学生時代、勉強が大嫌いで全く勉強をせず成績も散々な、自他共に認める「超劣等生」だったからです。
講師になったことすら驚かれるレベルでした
どれぐらい超劣等生だったかというと、大学卒業後、私が税理士受験校の講師になったという噂を聞いた同級生がみんな
「あいつを講師にとるような学校って、そこ、大丈夫なん??」
と思ったぐらいです(笑
それですら驚かれるぐらいですから、
おそらく「税理士試験に合格した」というのは、同級生にとっては相当なサプライズだったことでしょう。
変わったきっかけは新卒で入った会社でのとある尊敬できる上司との出会い。
そこでたるんでいた自分を変えて頂き、さらに4年後、その会社を退職するという挫折を経たことで、勉強嫌いだった自分に完全にスイッチが入りました。
当時既に26歳になっていました。
そこから税理士試験の勉強を始めて8年、35歳の時にようやく官報合格を果たしています。
税理士試験って、人それぞれいろんなことがモチベーションになると思うんですが、
「自分のことをアホやと思っている奴らを見返したい」
という気持ちは私にとって間違いなく原動力の1つとなっていました。
半分専念状態で勉強していた時期なんて、そいつらから悔しいこともたくさん言われましたからね…。
相応の努力はもちろん必要。でもそれさえすれば勝負になる
ただ、相手は難解な国家資格。
学生時代に怠けまくっていた人間がいきなり適応できるほど税理士試験は甘くありません。
当時の私も、普通の人以上の努力は絶対に費やしていた自信があります。
って、これ、別に自慢したいわけでもなんでもなく、
元々の勉強の下地が無い凡人が才能豊かな他の受験生に勝とうと思ったら、それぐらいはやらないと追いつかないのは当たり前の話なわけで。
カメはカメなりに、歩みを止めずにひたすら進み続けるしか無いのです。
でも、逆に言えば、
「いくらスタート地点で遅れを取っていようとも、正しい努力を続けさえすれば必ず勝負できるところまでは来れる」
ということです。
この点、税理士試験は恵まれているな、と私自身が感じている部分でもあります。
(優秀な方にとってはそこが納得いかない部分なのかもしれませんが。)
ここで言う「正しい努力」には明確な意味があります。
「努力」の意味を改めて噛み締めよう。惰性で続けていては目標には到達しない
「周りを見返す」もモチベーションになる
今税理士試験の勉強をしている方の中には、当時の私のように、
「学生時代は散々な成績で周囲からアホ扱いを受けていた(または今も受けている)」
という方も案外多いんじゃないかと思います。
ただ、たとえそうであったとしても、ちゃんと正しい努力をすればいつか必ず結果を出せるのが税理士試験のいいところです。
悔しさや反骨心を原動力に精一杯努力をして、今自分のことをアホ扱いしている奴らを将来絶対に見返してやりましょう。
数年後、「あれから相当努力したんやろね」と相手に言わせるのはなかなか痛快ですよ(^^)
あとがき
前述の友人はこのブログも読んでくれたようで、
「ちょっとだけ読んでみたけど意外と文才があってサクサク読めた。」
と言ってくれました。
どこの記事を見ての感想かはわかりませんが、こういう反応は嬉しいですね〜。
ただ、
「あれはゴーストライターが書いてるん?」
「えらいシュッとした写真載せてるけど、書いてるのは所詮尾藤やで!騙されるな!」
とも思ったそうですが(笑
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