今日は租税教室の講師を担当してきました。
ちょうど1年前に初めて租税教室の講師をやらせて頂いてから、今回が4回目。
今年に入ってからは初めての租税教室となります。
これだけやっていると目新しさもそんなに無いのでそろそろ記事にするのはやめようかな?とも思いましたが、活動報告を形に残す意味もあり、今回も記事にしてみます(^^)
今回も自分の中でうまくいった部分、いかなかった部分、いろいろありました。
「何度やっても同じパターンは1つも無いのが租税教室」
とは前回の振り返り記事で書いた言葉ですが、今回もまさにその印象が強く残るものとなりました。
学校の先生はやっぱり凄いです(^^;
この記事を書いた人
過去に税理士試験の予備校で相続税を教えていた経験から、相続税が専門分野。Macユーザーで会計ソフトはクラウド推し。
事務所開業以来、自作ホームページ(ここ)や各種SNSなど、ネット上での情報発信にも力を入れています。
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去年の明徳小学校に続き「母校」での租税教室
今回向かったのは私の母校・岩倉南小学校です。
事務所を出るときはただ晴れていただけだったのに、岩倉に着くと小雪が舞っていました。
冬の朝日にキリリと映え…ずに完全に陰っている西門(^^;
今回授業をさせて頂いた校舎の外観。2階はなんと屋根付きプールだとか!
私が通っていた頃はこんな立派な設備は無かったですぞ。隔世の感が…。
セッティングも無事完了!ここで1つ肩の荷がおりました。
「画面が写らない!」ってのが一番最悪ですからね。
今回はうまくやるぞ!と意気込んでいましたが…
今回は2コマを担当しました。
6年生全4クラスを2つに分けて、2クラスずつの合同講義という形です。
去年までは全クラス合同でやっていたそうですが、
「一方的な授業にならないようにして欲しい」
とのリクエストを受けて2回に分けることになったそうです。
打ち合わせの時の記事でも書きましたが、租税教室というのは学校のカリキュラムの中の貴重な1時間を割いてやらせて頂くものです。
そうである以上、こちらとしてもいいモノを提供する義務があります。
前回やらせて頂いた租税教室が1コマ目が散々で反省が大いに残るものだったので、そんなことだけは絶対に無いようにしよう!というのが今回の私的な目標でした。
で、結果はどうだったのかというと…。
残念ながら、今回も1コマ目はうまくいきませんでした(^^;
いやー、租税教室って本当に難しいです。(言い訳)
喋りが雑すぎて意図が伝わらず…
今回うまくいかなかった原因は自分の喋りの雑さにありました。
途中でグループごとに分かれてディスカッションをしてもらう部分があったんですが、そこで自分たちがどんな立場としてディスカッションをして、どんな結論を出せばいいのか、それが生徒にうまく伝わっておらず…。
結果、ディスカッションはグダグダなままで終わり、無駄に時間だけを使ってしまう羽目にorz
2コマ目はそこの部分を修正したのでなんとかうまく行きましたが、それだけに、1コマ目の生徒には大変申し訳ないことをしてしまいました…。
(って、これじゃあ前回の振り返りと書いていることがまったく変わりませんやん。)
小学生に対してどこまで丁寧な説明の仕方をすべきなのか、そこの認識が甘すぎましたね。
「楽な日本語」に慣れきってしまっていませんか?
租税教室は毎回何らかの気付きが得られますが、今回は普段自分がいかに「楽な日本語」を使っているのかを改めて思い知らされました。
今回私がつまづいたのはディスカッションの方法の説明の部分でしたが、それは別としても、そもそも小学生は「収入」という言葉の意味すらよくわかっていません。
自分でお金を稼いだことがない人に対して、お金を稼いだ結果負担することになる税金についての授業を行う。
ある意味、これほど難しい授業は無いんじゃないかと思います(^^;
また、生徒の中には様々な家庭環境を持つ子がいるので、授業での言葉遣いにもそうしたことへの配慮が必要になります。(「お父さんお母さん」は「おうちの人」に言い換える、など。)
こんな経験、なかなか得られるものではないですよね。
この経験は普段の仕事にも活かせる
もちろん、こうした経験は我々の普段の仕事にも活かすことができます。
我々が普段接している経営者や資産家の皆さんだって、もちろん小学生レベルではないにしても、我々が当たり前と思っていることは皆さん案外知らないことが多い。
「多分ここはわかりにくいんじゃないかな」
と感じるアンテナは普段から研ぎ澄ませておかなければなかなか上手く働いてはくれません。
そのためにも、こうして定期的に小中学生相手に喋らせて頂けるというのは大変ありがたいことです。
次はおそらく夏休みの前にどこかの中学校に行かせて頂くことになりそうです。
次こそは1コマ目からバシッと決めないとなぁ。
そのときの振り返り記事はこちら
講義にメリハリを付けるには「声の強弱」と「間」が有効
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租税教室の講師を担当しました
今年2度目の租税教室講師を担当しました