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訪問営業は相手の時間を使う行為。受ける側の気持ちに立つことを心がけたい

訪問営業は相手の時間を使う行為。受ける側の気持ちに立つことを心がけたい

昨日、久々に腹の立つ営業を受けました。
「こんな営業手法を採る会社が未だにあるんだ」
と思ったのと同時に、私も同じことをしないように気を付けなければ、と思っています。

下調べ無しの行き当たりばったり訪問

以下、昨日の顛末(?)を書いていきます。

数日前に事務所にとある業者さんから電話がかかってきました。
曰く、「お会いしたいのでアポを取りたい」と。

「来る目的は何なんですか?ウチは意味の無い営業は受けませんよ」とは言ったものの、
その会社は普段から取引させていただいている会社なので(←ここ重要)、仕方なしに受けることにしました。

しかし、昨日の約束の時間になっても当人は現れず、程なくするとこんな電話が…。
(以下、私の言葉遣いはワザと汚くしています(^^;)

某営業
すいません、先生の事務所って(移転前の住所)ではないんですか?
びとう
えっ?事務所を移転してることぐらいなんで知らんの??
(普段から取引してる会社なのに…。)
某営業
そうなんですか!!(汗)
私が持っているリストには(前の住所)と書いてありまして…。
びとう
いやいや、知らんやんそんなん。
お宅には前から移転したって言ってるし、担当の営業さんもここに来てるし。
てか、そもそもウチがお宅と普段から取引があるってことアンタ知ってんの?
某営業
そうなんですか!!(汗)
それは知らなかったです。失礼しました!

 
そんな奴が何しに来るつもりやってん?ええ加減にせえ!!

その後、その方の現事務所への来所は丁重にお断りしたことは言うまでもありません。

相手がどんな人間なのか事前に調べてから来いとまでは言いません。
(普通はそこまでしますけど)
せめて、自分の会社と普段取引している人なのか、相手の住所が正しいのかどうかぐらいは調べてから営業に来てくださいよ。
この程度の情報が社内で共有できていないなんてどんな会社なん?って思います。

「とりあえず全部回って来い!」と言われまして…

あと、さらに腹が立ったのが、この営業さんがこんな言い訳を抜かしたことです。

某営業
上司から「このリストにある税理士事務所を全部回ってこい!」と言われまして…。

 
そんなノリで営業なんかすな!&させるな!
人の時間をなんやと思ってんねん!!

正直、この会社に対する信頼はガタ落ちです。
もう取引を止めようかとすら思っています(^^;

受ける側の気持ちに立った営業を心がけたい

無責任な営業スタイルに対する苦言としては、以前「アポなし訪問営業は迷惑では?自分は嫌いだしやりません」という記事も書いています。
実はこの記事、公開から5ヶ月が経ちますが、検索からの訪問を中心に今もじわりじわりと読まれ続けています。
それだけアポなし訪問を迷惑に思っている方が多いということでしょう。

アポなし訪問とか、今回の「下調べ無しの行き当たりばったり訪問」とか、こういう営業スタイルは
「訪問を受ける側の時間を割いているんだ」という認識の無さの現れとしか思えません。

そもそも「訪問して営業を受ける」というのも、営業する側がそうしたいと言うから受けているだけであって、受ける側にとっては何のメリットも無いわけです。
そのおかげでこっちは時間を空けなきゃいけないわけですし。

そこをわきまえないで、自分の都合だけで仕事をしているような人からモノを買おうと思う人が果たしてどれだけいるんでしょうか。
(って、いるからこういう営業が無くならないんでしょうが…。)

やる側にも受ける側にも、双方にとって何の利益ももたらさない古びた営業スタイル。
こういうのは早く絶滅して欲しいと心から思います。

営業が必要なのは我々税理士の世界でも同じです。
ただ、同じ営業をするのでも、相手の気持ちに立った営業を心がけていきたいですね。


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 京都の税理士・尾藤武英税理士事務所
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