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衰えない文章校正能力。講師時代に身につけた意外な力

衰えない文章校正能力。講師時代に身につけた意外な力

私は2007年から2012年までの5年間、税理士受験のための専門学校で講師をしていました。
この5年間ではいろんなことを勉強しましたし、いろんな力が身に付きました。
人前で喋る力はその最たるものだと思いますが、それ以外にも、普段の税理士業、そして、このブログを書く上でも活きているなぁ、と感じる能力が1つあります。

それは、文章の校正能力です。

全ての教材を講師が作成→校正までを担当

私が働いていた専門学校は「専任講師制」を唄っていて、講師もその学校(というか企業)のサラリーマンとして勤務していました。
サラリーマンということは、授業だけをすればいいわけではもちろんなくて、それ以外にもいろんな仕事をする必要があります。

そのうちの1つに「授業で使用する教材の作成」がありました。
↓こんなやつですね。
衰えない文章校正能力。講師時代に身につけた意外な力

私が働いていた専門学校では、授業内で使う教材は全て首都圏と関西圏に勤務する講師が作成し、校正まで担当していました。
上に写っているのは全て問題集ですが、毎回の授業で解くミニテストから直前模試まで、答練も全部講師が作成し、校正を担当します。

・誰かが作った問題を他の誰かが何人かでチェック(初校)

・修正を加えたものをまた別の誰かが何人かでチェック(二校)

・さらに修正を加えたものをまた別の誰かが何人かでチェック(三校)

と、全ての教材についてたいていそれぞれ3回は校正の作業が入ります。
これを全ての教材についてやるということは、1人が1年間で担当する校正の量も必然的に膨大になります。

しかも、校正段階の教材の原稿なんて、ハッキリ言って間違いだらけです。(特に初校は)
作る人によっては本当にハチャメチャで、

・計算算式が間違っていたり
・数字の合計が合わなかったり
・内容自体がおかしかったり
・誤字脱字の嵐だったり
・書いてある文章が日本語じゃなかったり

なんてこともザラ。
作る人によっては本当に酷かったりするので、校正をするときは「誰が作った問題なのか」はかなり気にしながらやっていました(笑

「自分は出版社の社員になりたかったわけじゃないのに…(汗)」
と思うことも多かったです。

姑みたいな能力で好きではないけど…

でも、それを5年も続けていたおかげで、かなりの校正能力が身に付いた実感はあります。
しかも、(いいのか悪いのか)それがなかなか衰えてくれません。

今でも、他人が打ち込んだ原稿やネットのブログ記事なんかを読んでいても、
「あ、ここ誤変換だ」
とか
「あ、ここ『てにをは』が1語多いな」
なんてのはパッと見ただけで目に付いてしまいます。
人がタイプミスをしそうなパターンが頭の中に入ってしまっているんですよね…。

おかげで、私のブログ記事も誤字脱字に関しては多分そんなに多くはないハズです。
文章が怪しいとか漢字の誤変換なんてのはちょくちょくあると思いますけどね。日本語弱いので(^^;

この能力のおかげで、申告書の作成についても誤字脱字は比較的少なく済んでいるのかなと思っています。

なんか、部屋の端っこに溜まっているホコリを指ですくって嫁に見せる姑みたいで自分としてはあまり好きな能力ではないんですが(苦笑)、ただ、せっかく過去の経験で身に付けた能力ではあるので、大事にしていくべきなのかな、とは感じているところです。

そんなわけなので、数字はもちろん、誤字脱字もほとんど無い正確な申告書を作って欲しい方(特に相続税の申告書で)は是非私にご依頼ください!
(って、結局宣伝で締めるんかいっ(笑))


 京都の税理士・尾藤武英税理士事務所
代表税理士がすべての業務を直接担当。
元予備校講師の経験を活かしたわかりやすいアドバイスでお困りごとを解決します。
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