先日、近畿税理士会伏見支部さんにお呼ばれして研修講師を担当してきました。
テーマは「変わり続ける資産税のあれこれ 〜相続贈与一体課税から小規模宅地の特例まで〜」。
「相続税・贈与税の近年の税制改正」を大きなテーマとして、
- ここ数年、税理士の間で話題となっている相続贈与の一体課税
-
ここ10年の間に細かな改正を繰り返している小規模宅地等の特例
これら2点についてお話ししてきました。
この記事を書いた人
過去に税理士試験の予備校で相続税を教えていた経験から、相続税が専門分野。Macユーザーで会計ソフトはクラウド推し。
事務所開業以来、ネット上での情報発信や税理士研修講師など、税理士業務以外も積極的に行っています。
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変わり続ける資産税のあれこれ 〜相続贈与一体課税から小規模宅地の特例まで〜
冒頭にも紹介したように、今回お話ししたテーマは
「変わり続ける資産税のあれこれ 〜相続贈与一体課税から小規模宅地の特例まで〜」。
ただ、ここに行き着くまでにはやや誤算(?)がありました。
テーマの立ち消えというアクシデントを経て
というのも、今回のご依頼は去年の秋にはすでに受けていて、そのときは
しか〜し。
12月に発表された令和4年度の税制改正大綱に相続贈与一体課税についての具体的な改正案は一切記載されず(汗
で、研修の予定も一旦そのままストップしておりました(^^;
しかし、今年の3月になって改めて研修講師のご依頼をいただき、テーマについても再検討した結果、
- 相続贈与一体課税はやっぱり話して欲しいけど
- それだけじゃ時間がもたないので(笑)
近年の改正で要件が複雑化している小規模宅地等の特例を改めて整理・理解する -
=「相続税・贈与税の近年の税制改正」を1つの大きなテーマとする
そんな研修にしよう!ということになりました。
お話しした内容
今回は会場型の集合研修で、講義時間は2時間半。
テキストはパワーポイントで作成しました。
前半の「相続贈与一体課税」では、
これまで政府や与党の税制調査会で議論されてきた内容を時系列順に紹介・整理した上で、
外から見る限り考えうる、今後の議論の方向性について考察。
また、その後の「小規模宅地等の特例」では、
特に平成22年(2010年)以降に入っている様々な改正項目について、基本的な要件を押さえつつ解説。
措置法施行令や措置法通達に挙がっているような細かな内容についても、
「これは知っておいた方が良い」と思うものは図を用いて紹介しました。
やる前は延長してしまうんじゃないかと不安でしたが、
終わってみれば5分前に終了!で時間配分もほぼカンペキ??
コロナ禍もあり、大勢の方を前に会場で研修講師をするのは私も本当に久々で、
かなり緊張しましたが、(多分)粗相なく終わることができて何よりでした。
終了後には、
などといったご意見を頂戴しました
元講師なので、喋りはどうしてもそんな感じになっちゃうんですよね…(^^;
伏見支部の皆様ありがとうございました
当日は年に一度の支部総会の日で、総会の前に研修が行われたこともあり、
70名以上もの税理士の先生方(というか、ぶっちゃけただの同業者なんやけど(笑))が出席されていました。
総会後に場所を変えて行われた意見交換会(いわゆる懇親会)にもお招きいただき、
伏見支部の先生方、当日は本当にありがとうございましたm(_ _)m
これで今年は
- 1月の右京支部と左京支部(事前収録によるオンデマンド配信)
-
今回の伏見支部
と、地元京都の支部の先生方に3度お声がけいただきました。
(って、うち1回は所属している支部なんですが(^^;)
今後の支部研修講師の予定は今のところはありませんが、
現在、京都税理士協同組合にて職員さん向けの相続税・贈与税研修(全10回)の講師を担当中なので、引き続き、そちらに全力投球して参ります!
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- 京都府下五士業の合同研修会パネリストとして登壇しました
- 近畿青年税理士連盟和歌山県支部さんで研修講師を担当しました
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