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喋る仕事・教える仕事は仕事の幅を広げてくれる

喋る仕事・教える仕事は仕事の幅を広げてくれる

人前で喋る、あるいは人に対して知識を提供する(いわゆる「教える」)こと。
これがスキルとして身に付いていれば、仕事の幅が広がり、今ある収入源とは別のルートでの収入の確保にも繋がります。

税理士に限らず、事業主であれば絶対に身に付けておくべきオススメのスキルです。

講師特有のプレッシャーが成長をもたらしてくれた

独立以来、私は人前で喋る(以下「教える」もここに含めます)仕事も積極的にお受けしてきました。
私の場合、これができるのは間違いなく、過去に専門学校講師の経験があったからです。

姑みたいな能力も確かに身に付きましたが(笑)、一番の成果はやはり人前で喋る力が付いたこと。
これだけでも、講師をやって良かったと本当に思います。

お金を払って自分の授業を受けにくる人がいて、しかも自分はその人たちに「合格」という成果をもたらさなければいけないというプレッシャー。
常に受講生からの評判に晒され、時にはライバル講師から風評攻撃を受けることもありました(笑

こうした環境に身を置くことで、自然と自分の「喋る力」も成長させることができました。
あの経験がなければ今の自分は無いと言っていいでしょう。

「聞いている人本位」で経験を積めば喋る力はついてくる

ただ、講師経験なんて無かったとしても喋る力を付けることはもちろん可能です。
(てか、普通はそうですもんね(^^;)

当然のことながら、人前で喋る機会がある程度必要なのは大前提です。
でも、その機会がたとえそんなに多くなく、限られていたとしても、

・自分が発する言葉のひとつひとつを聞いている人がしっかり理解できるのか。
・自分がこれを言えば聞いている人はどんな疑問を抱くだろうか。→それを解決するようなストーリーを展開する。

こうしたことを強く意識しながら事前の準備をし、そして実践する。
さらに、実践した後は自分のやり方が正しかったのかをしっかりと見直して、そしてまた次の機会の準備をする。

こうした流れ(いわゆるPDCAってやつ?)を意識して継続していけば、限られた機会の中でも自然と「わかりやすい喋り」ができるようになります。

私はとても不器用な人間なので、講師をやっていて自分の中で
「あ、なんか掴めてきた!(うまくしゃべれるようになってきた)」
と思えたのは3年目に入ったあたりでした。
でも、普通の人ならそこまでの時間はかけずにコツを掴めるハズです。(多分…。)

とにかく大事なのは、事前準備でも本番でも、「聞いている人本位」を強く心掛けること。
これを継続すれば、誰だってすぐにうまく喋れるようになります。

「準備を効率化しよう」は禁止

とはいえ、上に挙げたようなことを意識しながら準備を進めようと思ったら時間はめちゃくちゃかかります。
何だってそうだと思うんですが、特に最初は、ですよね。
(2回目以降もかかっちゃうんですけどね、私の場合…。)

仕事には「効率化しなければいけないもの」と「してはいけないもの・できないもの」があります。
私の中では喋るための準備は間違いなく、「絶対に効率化できないもの・してはいけないもの」であり、こうした時間を確保するために日々の業務の効率化があると考えています。

開業直後の方にこそオススメしたい仕事

開業してまだ2年経っていない私ですが、私の場合、喋る仕事がなければ事務所の運営も確実に破綻していました。
なので、これはむしろ新規開業直後の方にこそオススメしたい仕事の1つです。

頻繁に依頼が来る類の仕事ではもちろんありませんが、
なるべくそのチャンスが回ってくるように活動していくことも大事です。
「やったことがないことはとりあえずやってみる」の気持ちも大切ですよね。

そして、もしチャンスが回ってきたらそこは逃さずにゲットしていきましょう。
その積み重ねこそが、喋る力の向上に繋がる唯一の道です。


 京都の税理士・尾藤武英税理士事務所
代表税理士がすべての業務を直接担当。
元予備校講師の経験を活かしたわかりやすいアドバイスでお困りごとを解決します。
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