3ヶ月間の「講師業な生活」を終えた今、感じているモヤモヤ

3ヶ月間の「講師業な生活」を終えた今、感じているモヤモヤ

5月のゴールデンウィーク明けから始まった「怒涛の3ヶ月間」が今日ようやく終了しました。

というのも、この3ヶ月間で…

  • 京都税理士協同組合での職員向け研修講師(全10回)(5/10〜7/26)
  • が週1回・毎週入っていたのに加えて、単発で

  • 伏見支部での研修講師(6月上旬)
  • 左京納税協会での一般の方向け研修講師(6月下旬)
  • 某中学校での租税教室講師(今日)

と、のべ13日も講師を担当したのです。

たった3ヶ月の間にこれだけ講師の仕事が入ると、さすがに本業にも影響が出てきます。
それでも、コロナ感染等のアクシデントでスケジュールを飛ばすことも一切なく、
本日、無事すべての予定を終わらせることができました。

冒頭の写真は今日行ってきた某中学校で撮ったものです(^^

とはいえ。
無事3ヶ月を走り抜けて、さぞかし開放感に浸っているのかな…と思いきや。
実はそうではなく、ただモヤモヤだけが残っています。

基本的なスタンスは「とりあえずやってみる」も…

私は個人事業主として仕事をしている以上、
「わからないこと・やったことがないことはとりあえずやってみる」という姿勢を大切にしています。

やる前から「これはやんない!」とバリアを張っていては、
自分の仕事の領域はいつまで経っても広がっていかないからです。

元専門学校講師というキャリアを持つ人間なので、喋る仕事についても
「自分のスキルがお役に立てるなら」
という感じで、依頼があれば基本的にはすべてお受けしてきました。

モヤらせる「看過できない事案」が発生

しかし、そんなスタンスでいる人間が希少な我が所属支部では
「びとうがいるからとりあえずびとうに!」
という空気
が、特に喋る仕事において露骨になってきているのを最近薄々感じていました。
(端からびとうにさせることを前提に講師募集を行う、など)

そんな中、この怒涛の3ヶ月の間に、

  • 「誰も講師やる人がいないからお願い!」と言われてやった一般の方向けの研修の受講者に同業者が混じっていた
  • 「自分は体調に不安があるのでやれません」と支部活動を断っている同業者がSNSで自分の事務所の売上自慢をしていた
  • 年上の同業者から「俺も若い頃はよく講師やらされたわ。まぁ頑張って」と上から目線でモノを言われた

こうした看過できない事案(順不同)が立て続けに発生。

こうなると、さすがに思うところも出てくるわけです。

びとう
こっちの時間は有限なんですよ?
あんたら同様、こっちにも大切なお客さんはいるんですよ?
これらをやる分、お客さんへの仕事は後回しになってるんですよ?

っていう。

上の1つ目の例なんて、よく言えば
「それだけ同業者間で名前が売れてきている(あいつが喋るなら聴きに行こうか、的な)」
感じなんでしょうが、そんなんこっちにしたら嬉しくともなんともないわけで。

びとう
税理士が一般の方向けの研修で税務の勉強なんかすんな!
プライド無いんかお前は!

 
また、2つ目の例については、

びとう
あんたが自分の事務所のことだけ考えることができているのはこっちがあんたの分も支部活動に協力してるからなんですよー。
ちょっとは感謝してほしいよなー、ったく。
としか思えません。

3つ目なんてもはや論外ですね。

びとう
こっちは若いから講師の仕事が回ってきてるんじゃないんですよ。腕や腕!
一緒にすんな!
って、変なプライドを出すなオイ(^^;

そんなモヤモヤを感じているわけです。
搾取されている、といえば考え過ぎかもしれませんが…。

税理士として活動できていることへの感謝の気持ちは忘れたくない

私は税理士として活動している(というか、できている)以上、
所属支部の活動になんらかの形で貢献するのは当たり前だと思っています。
過去記事完全ボランティアである所属支部の役員を引き受けた理由

ただ、周りを見ていると、支部活動に精を出しているのは
先代や先先代から税理士だった人(=税理士の二世三世)がほとんどです。

これは、そうした人たちはそれだけ事務所の経営基盤も安定していて、
支部活動に時間を割きやすい、ということの表れでしょう。
もちろん、親や祖父母から続く付き合いからやむを得ず、という面もあるのかもしれません。

ただ、たとえそうであっても、その根底にはこの業界へのなんらかの思いがあるはず。
一番タチが悪いのは、自分が食えているのはこの資格のおかげにも関わらず、
そういう自覚を一切持たず、自分のことばかりを考えている人間
です。

びとう
自分の事務所の売上自慢とかSNSにあげますか?普通(笑
だからSNSで同業者が集う場(例:Twitterの事務所アカウントやFacebook)は嫌いなんだよなー。

「人がいい・頼まれやすい人」が損しない世界に

もちろん、この状況を引き起こしているのは私自身のせいでもあります。
やるやらないの選択をしているのは結局自分なわけですから。

今日やった租税教室についても、
私は現在、役員として支部の租税教室の窓口担当をしているので、
「誰に講師をお願いするか」を自分で決められる立場にある。
それでいながら、

びとう
「大教室で100人超の男子校中学生を相手に授業をしろ!」なんて、他の税理士にはよー頼まへんから自分でしよ。

という選択をしたのは自分。
それが嫌なのであれば、他の人に安心して任せられる状況を自ら作っておくべきなのです。

支部の役員として活動しだしてはや4年目。
役員の任期は来年の夏で終了しますが、それまでに、また、その後もやるべき「課題」がここにきて見えてきた気がします。

いくら役員を終わるからって、その後は
「自分はやんなーい。知らなーい。」
で終わらせるのではもちろんなく。

やらないならやらないで、
それが他人の不公平感を増幅させないような仕組みを作っていかなければ+仕組みづくりに協力していかなければいけない。

「人がいい・頼まれやすい人」だけが損する世界にはしたくないですね。

びとう
こんな記事を書くのにはためらいもありますが、
これは自分が生きる業界が抱える大きな欠陥の1つなので。
その時々の自分の感情を記録しておく意味もあり、あえてブログ記事として残します。

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この記事を書いた人

税理士 尾藤武英

税理士 尾藤 武英(びとう たけひで)
京都市左京区下鴨で開業している税理士です。
過去に税理士試験の予備校で相続税を教えていた経験から、相続税が専門分野。
Macユーザーで、Macと相性の良いクラウド会計ソフトを活用したスモールビジネス支援にも力を入れています。
詳しいプロフィール(運営者情報)を見る
趣味ネタ中心の個人ブログ「コトカラテル」

弊所は相続税や確定申告・クラウド会計に強い京都の税理士事務所です。
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