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5年ぶりのストレングス・ファインダーで結果はどう変わった?

5年ぶりのストレングス・ファインダーで結果はどう変わった?

自己診断ツールとして有名な「ストレングス・ファインダー(クリフトンストレングス)」

このたび、5年ぶりに再びやってみました!

個人事業主として活動してきたこの5年間を経て結果にどのような違いが出るのか!?
いろいろな要素から比較・検証してみます。

5年ぶりにストレングス・ファインダーをやってみた

「ストレングス・ファインダー(クリフトンストレングス)」というのは、アメリカのギャラップ社というところが提供している自己診断ツールです。
ストレングス・ファインダー 2.0 | JA – ギャラップ

上のサイトに飛んで、全部で177個の問題(というか、2つの選択肢が与えられて、そのうちどちらの方がより自分に当てはまるかを選ぶというもの)に順番に回答することによって、
自分が持つ資質(強み)の順位を教えてくれます。

テストは有料で、受けるためのアクセスコードは↓これらの本などに付録として入っています。

ただ、上の本で手に入るアクセスコードでは全34の資質のうち上位5つしか見ることができません。
34の資質のすべての順位を見たければ、
以下のサイトから直接アクセスコードを購入する必要があります。
クリフトンストレングス34 | ja-jp – Gallup

その分値段は高くなるので、その点はご注意を(^^;

書籍のコードでテストをした場合でも、差額料金を払えばあとから全34の資質の順位を見ることが可能です。(1回目は私もそうしました)

ただ、このテストは1つのアカウントで2回以上受けることはできません。
今回私も別のアカウントを作ってテストを受けました。
(ちなみに、アクセスコードの購入は前アカウントでも可能で、その共有もOKです)

その他、全34の資質の種類などは以下のアドレスをご覧ください。
クリフトンストレングスの34の資質とは? | JA – ギャラップ

前回のテストから5年、どんな変化が生じるか見てみたくなった

前回やったのは2017年の3月でした。
あれから5年が経った今、アカウントを別に作ってまでなぜやろうと思ったのかというと、

びとう
5年が経って、考え方や人間関係などが当時と微妙に変化している中で、今どんな結果が出るのかを知りたかったからです。

当時はこのブログ(+個人ブログ)も毎日書いていましたが、
同年の秋にそうした同業者集団(謎)から距離を置き、その後税理士としてもそれなりに経験を積んだ今、
どんな結果が出るのかを改めて確認したくなったんです。

あと、こうしてブログのネタにもできますし(^^;

全34の資質ランキング

そんなわけでやってみた「ストレングス・ファインダー(クリフトンストレングス)」
今回は全34の資質のすべての順位を一気に出しちゃいます!
しかも、前回と今回の結果の比較を表にしてまとめてみました。
(スマホの方は横スクロールできます)

それぞれの項目の背景色は「実行力」「影響力」「人間関係力」「思考力」の4つの領域を表しています。
(「前回からの比較」欄の太字は10位以上の変動幅)
順位 前回(2017年3月) 今回(2022年7月) 前回からの比較
1位 慎重さ 調和性 9→1(8up)
2位 自我 慎重さ 1→2(1down)
3位 親密性 適応性 7→3(4up)
4位 最上志向 責任感 5→4(1up)
5位 責任感 親密性 3→5(2down)
6位 信念 自我 2→6(4down)
7位 適応性 活発性 20→7(13up)
8位 学習欲 最上志向 4→8(4down)
9位 調和性 公平性 15→9(6up)
10位 目標志向 学習欲 8→10(2down)
11位 規律性 内省 21→11(11up)
12位 自己確信 アレンジ 24→12(12up)
13位 原点思考 回復志向 14→13(1up)
14位 回復志向 戦略性 25→14(11up)
15位 公平性 分析思考 19→15(4up)
16位 共感性 信念 6→16(10down)
17位 運命思考 指令性 26→17(9up)
18位 個別化 コミュニケーション 27→18(9up)
19位 分析思考 着想 29→19(10up)
20位 活発性 目標志向 10→20(10down)
21位 内省 未来志向 33→21(12up)
22位 収集心 規律性 11→22(11down)
23位 成長促進 共感性 16→23(7down)
24位 アレンジ 達成欲 34→24(10up)
25位 戦略性 自己確信 12→25(13down)
26位 指令性 個別化 18→26(8down)
27位 コミュニケーション 運命思考 17→27(10down)
28位 ポジティブ 成長促進 23→28(5down)
29位 着想 原点思考 13→29(16down)
30位 競争性 競争性 30→30(-)
31位 社交性 社交性 31→31(-)
32位 包含 包含 32→32(-)
33位 未来志向 収集心 22→33(11down)
34位 達成欲 ポジティブ 28→34(6down)

1位は「調和性」【資質別】

前回1位だった「慎重さ」が2位となり、代わりに9位から「調和性」がジャンプアップ!
トップ5は以下のようになりました。

  1. 調和性…意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探る
  2. 慎重さ…決断や選択をする際、細心の注意を払う
  3. 適応性…「今」を大切にし、将来は今の選択によって作り出すことができると考える
  4. 責任感…自分がやると言ったことはどんなことでもやり遂げよう、という強い気持ちを持つ
  5. 親密性…他の人たちと親密な関係を築くことに喜びを見出す

前回にはなかった「人間関係力」領域の「調和性」「適応性」が1位と3位に登場した一方、
「影響力」領域の「自我」「最上志向」が6位、8位にダウン。

とはいえ、上位6位までと8位が1ケタの順位内での変動で、
順番の入れ替わりこそあれ、上位の資質は前回とそれほど変わらない結果となりました。
一方、中位以降は入れ替わりが目立ちます。

「実行力」に強みが【領域別】

また、「実行力」「影響力」「人間関係力」「思考力」の4つの領域の中では「実行力」に最も強みがあると出ました。

「実行力」の資質が高い人は、物事を実現させる能力にたけるので、チームの高いパフォーマンスを支えます。

引用元:クリフトンストレングスの「実行力」分野 | JA – ギャラップ

これ自体は前回と同じ結果ですが、
前回最下位だった「達成欲」が24位まで上がり、25位以下に「実行力」領域の資質が1つもないのを見ると、
5年の月日を経て、自分の中で「実行力」が強くなってきているのかも?

びとう
まぁ、独立してやってる個人事業主なんですから、実行力ぐらいはないとねぇ(笑
(って、そんな問題ではない?)

「人間関係力」は強いのやら弱いのやら?

一方、よくわからないのが「人間関係力」領域で、
トップ5に3つ(「調和性」「適応性」「親密性」)も入っている一方、
それ以外の6つの資質はすべて23位以下の下位に沈んでいます。
(しかも前回からの大幅ダウンが目立つ)

「人間関係力」の資質が高い人は、個人をまとめて、チームを単なる個の集合より優れたものにできるため、チームの高いパフォーマンスを支えます。

引用元:クリフトンストレングスの「人間関係力」分野 | JA – ギャラップ

なんだか納得。
自分は裏方タイプの人間じゃないので、基本的にこうした能力はないんですよ。(断言(笑))
だけど、場面場面ではうまくいくように協力するので、それが多分出ているんでしょうね。

びとう
なんか、自分という人間の「へんこさ」が表れてる気がせんでもない(^^;

ワースト5は?30〜32位は前回とまったく変わらず!

そして、ワースト5は以下のようになりました。

  1. ポジティブ…称賛を惜しまず、常に微笑みかけ、どんな状況においても良い面を探す
  2. 収集心…好奇心が旺盛で、自分の集めた情報やものは、いつかその価値が証明されると考えている
  3. 包含…人の輪から外れている人に注意を払い、そのような人を輪に入れようと努力する
  4. 社交性…見知らぬ人と打ち解けて親しくなることから満足感を得る
  5. 競争性…自分の進歩を他人と比較する。一番になるため、コンテストで勝つために相当な努力をする

なんだか見せてはいけないものを見せてしまっている気が…(笑
そうなんですよ。「称賛を惜しまないポジティブさ」
これ、最近の自分に欠けてるなぁ、と思っていたんです。
(痛いところを突かれました…。)

そして、凄いのがワースト3〜5の3つですよ。
なんと、前回とまったく順位が同じ!
これらはよっぽど苦手らしい…って、これも「ここで書いてもいいのか!?」という項目ばかりですが(笑

これら5つは自分にとっては「強み」とは言い難いようなので、
あんまり無理しない方が良さそうです。

びとう
ただ、「よく褒めるポジティブさ」だけは覚えます、はい(^^;

前回から順位が大幅アップした資質

続いては、前回から10以上ランクを上げた資質をピックアップしてみました。

【前回から順位が大幅アップした資質】

  1. 活発性(13up・20→7)
  2. アレンジ(12up・24→12)
  3. 未来志向(12up・33→21)
  4. 内省(11up・21→11)
  5. 戦略性(11up・25→14)

どれも「そうかなぁ〜?(自覚なし)」という項目が並んでいます(^^;
全然活発な人間じゃないんですが…。
ただ、以下を読んでみると

「活発性」の資質が高い人は、アイデアを実行に移すことにより結果をもたらします。単に話すだけではなく、いますぐ実行することを望みます。

引用元:クリフトンストレングスの資質「活発性」 | JA – ギャラップ

とあり。これって、
「わからないこと・やったことがないことはとりあえずやってみる」
という普段からの心掛けが現れた結果なのかも。

あと、3〜5位(ついでに6位も)で「思考力」領域の資質が上がってきているのも目立ちます。

「戦略的思考力」の資質が高い人は、良い意思決定のための情報を吸収して分析できるので、チームの高いパフォーマンスを支えます。

引用元:クリフトンストレングスの「思考力」分野 | JA – ギャラップ

物事に対する冷静な判断力が上がっている、ということでしょうか??
これまた自分では全然そう思わないのですが…。
すぐカッとなるタイプですし。

てか、だからこそどれも、大幅アップはしても上位には入れていないのか(^^;

前回から順位が大幅ダウンした資質

一方、大幅ダウンした資質を見てみると…?

【前回から順位が大幅ダウンした資質】

  1. 原点思考(16down・13→29)
  2. 自己確信(13down・12→25)
  3. 収集心(11down・22→33)
  4. 規律性(11down・11→22)
  5. 運命思考(10down・17→27)

これまた「思考力」領域の「原点思考」が上位から一気に下位に落ちました。
なんだか抽象的な言葉なので、どんな資質なのかを調べてみると…。

「原点思考」の資質が高い人は、過去について考えるのが好きです。歴史をたどることにより、現在を理解します。

引用元:クリフトンストレングスの資質「原点思考」 | JA – ギャラップ

なるほど、そらそやわ!って感じです(^^;
最近はあまり自分の過去は振り返らず、未来志向で生きているつもりなので。
(「未来志向」はブービーから12ランクupで、同じ性質の「適応性」も今回は3位)

ただ、税理士は過去(規定の歴史や設立趣旨、判例や採決例など)を知ることこそが大切な商売なので、そこは重視しているつもりです。
特に、相続税など自分が得意な分野に関してはそこの勉強は怠らないですね。

ほか、「自己確信」「規律性」「運命思考」についても、
リンク先の資質の内容を読めば「あー、納得」です。

「調和性」が1位とは意外でしたが…

それにしても、「調和性」がトップとは意外でした。
「意見の衝突を嫌い」って、
会議などの場ではいつも思ったことを言っちゃうタイプなんですが(笑
あと、嫌いな人はとことん嫌うタイプですし。

ただ、「調和性」の解説を読んでいると、「あー、それは確かにあるかもー」と感じる部分も。

他の人たちが自分たちのお気に入りの理論や考えについて議論を始めると、あなたは論争を避ける方向に持っていき、全員が賛同できる、実用的で地に足の着いた事柄について話す方を好みます。

引用元:クリフトンストレングスの資質「調和性」 | JA – ギャラップ

これは確かにあって。
私、他人が発する「的を射ない長話」を聞かされるのが大っ嫌いなんです(笑
なので、そういうのが始まると、

びとう
だから、あなたが言いたいことはこれですよね?じゃあこうしたらいいんじゃないっすか?

的な感じで、要点をまとめたくなります。
元予備校講師だからか、「ポイントをかいつまんで喋る」のが癖になっちゃってて、
それを他人にも求めてしまうという…。

そういう意味での「調和性」は確かにありますね。
(って、そういうことなんか???)

「調和性」が強みの人の適職に税理士が!

また、「調和性」が1位なことについてはもう1つ歓迎すべき記述が!
前回の記事で紹介した↓以下のサイトで、「調和性」が強みの人の適職を調べてみたんです。
【調和性】が強みの人の適職は? | ストレングスファインダー

すると!

【調和性】を強みとする人には、

  • 「摩擦」や「争い」を嫌い、「同意」や「支援」を好む
  • 物事の共通点を見つける能力に長け、話し合いを全員が納得するような終着点へ導ける
  • 人の意見を傾聴し、その人の意見・主張に寄り添ってサポートすることを好む

といった特徴が多く見られる傾向にあります。

(中略)

【調和性】の資質を上位に持つ人の適職の一例として、

  • 統計学者
  • 税理士
  • フィナンシャルプランナー

といった専門性で人を助ける仕事が、書籍「StrengthsQuest(米国でのみ出版)」にて挙げられています。

引用元:【調和性】が強みの人の適職は? | ストレングスファインダー

なんと、ズバリ税理士が適職として紹介されています!(わーい
前半で挙がっている傾聴も個人的にすごく意識している点なんですよー。
うん、よくぞ拾ってくれた(笑

びとう
2位の「慎重さ」でも「法律に関わる業務は適職」とされていますし、
税理士が自分の強みを活かせる仕事だと改めて実感できてよかったです(^^

5年ぶりのストレングス・ファインダーで結果はどう変わった?のまとめ

などなど、結果の考察だけで6,000字近くも書けてしまうほど面白い(笑)「ストレングス・ファインダー」。

ギャラップ社は再テストは推奨していないそうですが
(1つのアカウントで2回以上受けることはできないのもそのせいらしい)、
次も自分の中で
「前とはちょっと考え方が変わったかな?」
と感じる時期にやってみようと思います。

びとう
それは果たして5年後なのか、10年後なのか…楽しみですね!(未来志向)

この記事を見た「前やったしなぁ」なあなたももう一度やってみてはいかがでしょうか。
前回とは違った強みを実感できるかもしれませんよ?
クリフトンストレングス34 | ja-jp – Gallup


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 京都の税理士・尾藤武英税理士事務所
代表税理士がすべての業務を直接担当。
元予備校講師の経験を活かしたわかりやすいアドバイスでお困りごとを解決します。
オンラインでもお受けしていますので、お住まいの地域問わずお気軽にどうぞ。  

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この記事を書いた人

税理士 尾藤武英

税理士 尾藤 武英(びとう たけひで)
京都市左京区下鴨で開業している税理士です。
過去に税理士試験の予備校で相続税を教えていた経験から、相続税が専門分野。
Macユーザーで、クラウド会計を活用したスモールビジネス支援にも力を入れています。
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